キューバの草野球その1 クアトロ・エスキナス(手打ち野球)

世田谷区軟式野球連盟の70周年記念誌の球団紹介を書いています。



海外の人からすると敷居の高い全日本軟式野球連盟関連への加盟ですが、東京クバーノスも加盟に至るまでには紆余曲折ありました。



しかし「郷に入れば郷に従え」ということで、キューバの草野球スタイルを持ちつつも、日本の草野球スタイルへ挑戦することとなりました。




そんなキューバはどこにいっても野球野球野球野球・・・そんな国だけに草野球も盛んに行われています。





そこで今回はキューバの草野球事情について書いていこうと思います。





まず代表的な草野球に、





Cuatro esquinas(クアトロ・エスキナス)





があります。





スペイン語で、クアトロとは数字の4。エスキナは角のこと。





つまりクアトロ・エスキナスとは道路の十字路の四つの角をベースとして行う草野球です。





そして打者はバットではなくテニスボールの革をはいだゴムボールを自ら打ちます。
打った後は一塁まで歩いきます。4つ角なので距離が短いため、走ることはできないルールになっています。
もちろん出塁したランナーも一緒です。



f:id:tokyocubanos:20150216165602j:image:w640



実は2014年にNHK BSの「ニッポンぶらり鉄道旅“男前”を探して 世田谷線で下高井戸まで」に東京クバーノスが登場した時に行っていたのが、クアトロ・エスキナスと同じ手打ち野球でした。




実はこの放送直前に日本球界が数十年来待ち望んだキューバ球界のプロ解禁され第1号移籍選手フレデリク・セペダ選手が来日したのですが、撮影はセペダ選手が移籍する前ということからも、さほどキューバ野球に注目する人も多くなく、キューバ人の草野球チームそしてクアトロ・エスキナスの手打ち野球を取り上げていただけてキューバ野球を愛する者として本当にうれしかったです。




この「ニッポンぶらり鉄道旅“男前”を探して 世田谷線で下高井戸まで」は日本でキューバ野球文化を学ぶ上でも重要な番組です。





ちなみに道路の4つ角をベースに野球をやる訳ですから自動車や通行人も通る訳ですが、その場合どうするのかキューバ人メンバーに聞いてみました。
すると驚くことに通行人や自動車はクアトロ・エスキナスのプレーが止まるまで待っているというのです。それどころか熱中して見入ってしまう人もいるとか・・・
草野球王国ニッポンも真っ青なキューバの草野球クアトロ・エスキナス。道具がなくても場所がなくても野球をする。それがキューバ人なのです。




クアトロ・エスキナスに興味のある方は是非、ニッポンぶらり鉄道旅を見てみてください。もしかしたら動画や再放送があるかも??(当たり前ですがクバーノスのしゃべるスペイン語には日本語字幕付きです(笑))







D
D
D






東京クバーノス
世田谷区軟式野球連盟3部に所属するキューバ人草野球チーム。
東京都を中心に活動するキューバ人草野球チーム「 el equipo cubanos de Tokyo - baseball team -」(東京CUBANOS 東京クバーノス)
です。

活動時期:3月~12月初旬
活動場所:東京都世田谷区を中心に大田区・港区・新宿区・品川区・目黒区・杉並区など
     神奈川県川崎市
活動日 :日曜日の午後~ナイター(祝日も活動あり)



≪戦績≫
若林スポーツ・ベースボール・クラシック出場(準優勝)
(2013年8月)


草野球 国際試合
SWBC WORLD BASEBALL CHALLENGE
SWBC JAPAN 日本代表戦 7対3
(2013年12月)


『ニッポンぶらり鉄道旅「“男前”を探して 世田谷線で下高井戸まで」』
2014年6月12日(木)午後7時30分~8時00分 NHK BSプレミアム(BS103) 


ハイパーローカルな東京カルチャーガイド『TOmagazine』世田谷区特集号
(2014年7月発行)


東京新聞2015年10月27日号
「草野球に「キューバ代表」 世田谷拠点 母国 ユニホームでプレー」




詳しくはチームホームページをご覧ください。


ホームページ http://cubabaseball.web.fc2.com/jp
ブログ    http://d.hatena.ne.jp/tokyocubanos
Twitter http://twitter.com/elequipocubanos
facebook   https://www.facebook.com/cubabeisbolenjapan
問い合わせフォーム  http://cubabaseball.web.fc2.com/jp/news/news2014/news20140316.html