昨日に引き続き、キューバの草野球事情について書いていきたいと思います。
そこに行けば野球が出来る。
そんな場所がキューバの首都ハバナにもあります。
シウダ・デポルティーバ(Ciudad Deportiva)
という場所です。
スペイン語でciudadとは都市、Deportivaとは形容詞で「スポーツの~」という意味。
つまり直訳すると「スポーツの都市」という意味です。
このシウダ・デポルティーバは、ハバナの街中にあり、
このシウダ・デポルティーバには、下3分の2がなくなった意味のないバックネット
そこは平日だろうが休日だろうがボロボロの野球道具を持ったキューバの野球少年たちが集まってきます。
私もシウダ・デポルティーバに行った時にグローブを持っていき、一緒に野球をやってきました。
初めはなかなか試合の仲間に入れてもらえなかったのですが、
「チーノ(中国人)、一緒にやるかい?」
って誘われて仲間に入れてもらえました。
するといきなりピッチャーに指名されました。
試合球の準硬式ボールを渡されピッチャーマウンドへ。
私「プレートは?」
キューバの野球少年「そこらへん」
バックネットも道具もろくにないのにピッチャーズプレートが埋まっている訳はありませんでした。
ホームベースももちろん攻撃チームのグローブ。
さらにはキャッチャーもマスクなどというものをつけずに守っています。
1球目投げると「速い速い。もっとゆっくり」って言われましたが、防具も無いキャッチャーと審判相手に投げる訳ですから言われて当然ですね。
日本の草野球のように恵まれた環境ではないので、試合中にボールが準硬式ボールからボロボロの硬式ボールに変わったり、日本の草野球では当たり前にあるものがなかったりした訳です。
それにしても名前は忘れてしまったのですが、ビリビリに破れた今にも脱げ落ちてしまいそうなTシャツを着ていたキューバ人が細いのに、日本の草野球でも見たことない位ボールを遠くへ飛ばしていました。東京クバーノスの選手もみんなジャストミートした時の飛距離は半端ではありませんが、やはりキューバ人の野球底力はこんな環境の中から育てられているのかもしれません。
東京クバーノス
世田谷区軟式野球連盟3部に所属するキューバ人草野球チーム。
東京都を中心に活動するキューバ人草野球チーム「 el equipo cubanos de Tokyo - baseball team -」(東京CUBANOS 東京クバーノス)
です。
活動時期:3月~12月初旬
活動場所:東京都世田谷区を中心に大田区・港区・新宿区・品川区・目黒区・杉並区など
神奈川県川崎市
活動日 :日曜日の午後~ナイター(祝日も活動あり)
≪戦績≫
若林スポーツ・ベースボール・クラシック出場(準優勝)
(2013年8月)
草野球 国際試合
SWBC WORLD BASEBALL CHALLENGE
SWBC JAPAN 日本代表戦 7対3
(2013年12月)
『ニッポンぶらり鉄道旅「“男前”を探して 世田谷線で下高井戸まで」』
2014年6月12日(木)午後7時30分~8時00分 NHK BSプレミアム(BS103)
ハイパーローカルな東京カルチャーガイド『TOmagazine』世田谷区特集号
(2014年7月発行)
東京新聞2015年10月27日号
「草野球に「キューバ代表」 世田谷拠点 母国 ユニホームでプレー」
詳しくはチームホームページをご覧ください。
ホームページ http://cubabaseball.web.fc2.com/jp
ブログ http://d.hatena.ne.jp/tokyocubanos
Twitter http://twitter.com/elequipocubanos
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